キャッシングで低金利なのはどこ?利息なしでお金を借りる
「お金が無いから借りるのに、利息ってなぁ」「できるだけ出費の負担は抑えたいんだ」
このような考えを持っている方、おられるのではないでしょうか。
その気持ち、わからなくもありません。
しかしお金を借りたら手数料がかかる現実、それを変えることはできません。
ならどうするか・・・。
できるだけ出費が少なく済むお金の借り方を見つけることです。
最近、個人向けローンのキャッシングがどんどん進化しています。
もちろん低金利のところもありますし、期間限定の無利息サービスもあるんですよ。
低金利で利用するなら銀行カードローン、無利息サービスは消費者金融が展開していますね。
でもキチンと返済をシミュレーションしていないと、逆に出費が増えてしまうケースも。
そんな事にならないように、「低金利の銀行カードローン」と「消費者金融の無利息サービス」について伝えしていきます。
できるだけ出費をおさえてキャッシングをするには、どうすればいいかを考える際の参考にしてください。
低金利なのは銀行カードローン
できるだけ出費をおさえてお金を借りる方法のひとつは、低金利でキャッシングできる銀行カードローンの利用です。
平均的に金利が14%台で、消費者金融と比べると4ポイント程度低くなっています。
金利が低ければ利息も低くなるので、余分な出費をおさえることも可能です。
都市銀行カードローンの金利
銀行カードローン | 年金利 |
---|---|
バンクイック(三菱UFJ銀行) | 1.8〜14.6% |
三井住友銀行カードローン | 4.0〜14.5% |
みずほ銀行カードローン | 2.0〜14.0% |
りそなカードローン | 3.5%〜12.475% |
注意点を含め、銀行カードローンの特徴を見ていきましょう。
低金利な銀行キャッシング利用の注意点
銀行カードローンの注意点としては次の2つです。
- 急ぎの借入には向いていない
最短でも翌日の融資になるうえに、銀行口座が必要となります。
口座を持っていなければ新規開設が必要です。 - 審査が厳しいため、利用するにはそれなりの対策がいる
審査が厳しいため通過を目指すなら借入額を低くする、現在の借入を精算するなどそれなりの対策が必要です。
銀行カードローンの特徴
銀行カードローンの特徴をまとめてみましたので、参考にしてください。
- 低金利
- ATM手数料が無料
- 最短翌日融資
- 銀行口座が必要
- 返済方法が少ない
- 審査が厳しい
【銀行カードローンの特徴】
低金利
先ほども少しお伝えしましたが、消費者金融よりも金利が低く設定されており、上限金利が14%台です。
出費をおさえる点ではメリットになりますね。
【銀行カードローンの特徴】
ATM手数料が無料
銀行カードローンでは、手数料が無料で利用できるATMが多くあります。
自行のATMはもちろんですが、提携しているATMでも費用が掛かりません。
こちらも出費をおさえるにはメリットになりますね。
【銀行カードローンの特徴】
最短翌日融資
申込んでから利用まで、早くても1日以上はかかります。
急ぎの借入には不向きでしょう。
【銀行カードローンの特徴】
銀行口座が必要
利用する銀行の口座が必要です。
口座がなければ新規開設の手続きが必要となり、カードローン利用までに1週間以上かかることになります。
【銀行カードローンの特徴】
審査が厳しい
消費者金融よりも、審査が厳しいと言われています。
明確な数字は公表されていませんが、金融庁から審査の際には保証会社に加え、自行でも審査するように指導された経緯もありますので、消費者金融と比べると厳しいと考えられます。
【銀行カードローンの特徴】
返済方法が少ない
銀行カードローンの返済方法は消費者金融に比べて少なく、インターネットバンキング、口座振替、ATM の3種類のみです。
インターネットバンキングを利用するには、その手続きも必要になります。
利息なしのキャッシングサービスがある消費者金融
消費者金融では、一定期間無利息になるサービスをしているところがあります。
初回利用者に限られますが、30日間や180日間など、各社がそれぞれの期間を設定していて、サービス期間中は利息は一切発生しません。
無利息サービスを提供している消費者金融
消費者金融 | 無利息期間 |
---|---|
アイフル | 契約の翌日から30日間 |
アコム | 契約の翌日から30日間 |
プロミス | 初回利用の翌日から30日間 |
こちらも注意点を含めて、消費者金融の特徴を見ていきましょう。
無利息サービスの注意点
消費者金融で無利息サービスを利用する場合、サービス期間を超えると利息が発生しますので、出費をおさえたい時はサービス期間内に完済するのがコツです。
また、無利息期間のスタート日も各社異なります。
プロミスは初回利用日の翌日から30日間ですし、アコムやアイフルは契約の翌日からサービス開始です。
勘違いしているとサービス期間が終了していて利息が発生していた・・・なんてことにもなりかねません。
利用の際は、必ずサービススタート日を確認してくださいね。
利息なしで利用可能な消費者金融の特徴
消費者金融カードローンの特徴です。
- 最短即日融資
- 無利息サービス含め、サービスが豊富
- 審査通過率が平均40%台
- 金利が高め
- ATM手数料が有料
- 総量規制の対象である
【消費者金融の特徴】
最短即日融資
最短即日で融資が可能です。
早いところでは、最短1時間でお金を手にすることができます。
急ぎの借入れの時は助かりますよね。
【消費者金融の特徴】
無利息サービス含め、サービスが豊富
無利息サービス以外にも、WEB完結、銀行振込、スマホアプリ(スマホキャッシング)など様々なサービスが用意されています。
【消費者金融の特徴】
審査通過率が平均40%台
消費者金融は自社の業績情報として、新規成約率を発表していますが、大手各社は平均40%です。
申込み者の約半数が、審査に通過していることになります。
【消費者金融の特徴】
金利が高め
消費者金融の場合、上限金利が17〜18%と銀行に比べると高めの設定です。
初回利用時は、どうしてもこの金利が割り当てられる可能性が高くなります。
【消費者金融の特徴】
ATM手数料が有料
消費者金融の場合、コンビニなどの提携ATMは108円〜216円の手数料がかかります。
1万円以下なら108円 1万円越なら216円が毎回必要です。
手数料を掛けたくないのであれば、消費者金融の自社ATMを利用するか、銀行振込みでの借入れや口座振替での返済を利用しましょう。
【消費者金融の特徴】
総量規制の対象である
消費者金融は貸金業者のため、総量規制の対象です。
利用者の年収3分の1以上の融資を禁止されている等、いくつかのルールが定められています。
低金利と無利息サービス、どちらが良いのか
さて、それぞれの内容と注意点を見てきましたが、低金利でも利息は発生しますし、無利息は限定された期間のみ。
どちらの利用が得になるのか、検証してみました。
【検証1】
10万円を1年間で返済した場合の比較
低金利の銀行カードローン「バンクイック」の14.6%と、消費者金融「プロミス」の通常金利17.8%で10万円を1年返済した場合をシミュレーションしました。
バンクイック | プロミス | |
---|---|---|
返済回数 | 12回 | 12回 |
毎月の返済額 | 9,006円 | 9,158円 |
返済総額 | 108,077円 | 109,894円 |
利息総額 | 8,077円 | 9,894円 |
バンクイックを利用した場合の年間の利息は8,077円、プロミスを通常利用した場合の年間利息は9,894円となり、銀行カードローンの利用がオトクであるのは一目瞭然です。
ではプロミスの無利息サービスを利用した場合はとなると・・・。
バンクイックを利用した場合の年間の利息は8,077円、プロミスで無利息サービスを利用した場合の年間利息は8,411円となります。
ザックリ計算(9,894円から初回30日分の通常利息1,483円を引く)すると、プロミスの利息は8,411円と減りますが、わずかな差でバンクイックが安くなる結果となりました。
※ただし、無利息期間中にどれだけ返済しているか(残高)によって利息額が変わります。
もうひとつ注目してほしいのは、月々の返済額です。
同じ10万円を借りた場合でも、バンクイックは月々9,006円 プロミスは月々9,158円で、こちらも銀行カードローンの方が安いことがわかります。
なお、今回はバンクイックとプロミスで比較しましたが、どのカードローンを使うにしても、残高によって利息は変化します。
毎月の返済について不安があるようなら、申し込む際に担当者に相談してみるといいでしょう。
【検証2】
10万円を1カ月の短期間で返済する場合の比較
計算するまでもなく、消費者金融の無利息サービスを利用した方がお得です。
金利がかからないうちに返済するわけですから、元金だけの返済で済むからです。
短期で返済できるのであれば、消費者金融の無利息サービスを利用しましょう。
なお、無利息サービスが受けられるのは、初回利用の場合のみです。
以前利用したことのあるカードローンを再度利用する場合は、無利息サービスは受けられませんので注意してください。
早く借りたいのであれば消費者金融を選ぼう
先ほどもお伝えしていますが、銀行カードローンは即日でお金を借りることができません。
申込み当日にお金が必要など借入を急いでいる場合は、低金利の銀行カードローンではなく、無利息サービス利用で消費者金融カードローンを選択する方が良いですね。
金利や無利息サービスについて調べたことをお伝えしてきましたが、銀行カードローン・消費者金融カードローンとも、利用する側のニーズによって、利用価値は変わってきます。
すぐに借りられる便利さを求めるなら、消費者金融が良いでしょう。
時間がかかっても、あくまでも出費をおさたいという人なら、銀行カードローンをおすすめします。
どちらにしても、カードローンを利用しキャッシングをするのであれば、どのように使っていくか、しっかり計画を立てることが大切です。
先のことも見据えて、キャッシングするところを選ぶようにしましょう。