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キャッシングのご利用希望額とは?

考える女性

 

キャッシングの申し込みを進めていくと、必ず利用希望額を入力する項目が出てきますよね。

 

いざという時のために多めに設定した方がいいのか、また審査にも影響がありそうだから少ない金額の方がいいのか…と、いくらにすればいいのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。

 

キャッシングは自分の希望額全額が借りられる人もいれば、逆に全く借りられなかった人もいます。
なぜかと思い調べてみると、法律に基づいたきちんとした理由があることがわかりました。

 

キャッシングの時の法律ってなに?キャッシングできた人とできなかった人、この差はどこからきているの?
それを今回お伝えしていきます。
あなたのキャッシングの参考にしてください。

 

キャッシングのご利用希望額って何?

考える女性

 

利用希望額とは文字通り、自分が借りたいお金の金額のことです。
どのキャッシング会社にも申込み画面の項目に用意されていて、万単位での入力方式になっています。
もちろん、素直に借りたい額を入力してもらって構いませんが、キャッシング会社としては、その金額を2つの要件と照らし合わせています。

 

  1. 総量規制の範囲内かどうか。
  2. この金額で貸し付けたとき、申込者がきちんと返済できるのかどうか。

 

なぜ、この要件をクリアする必要があるか、その理由をお伝えします。

 

キャッシングは総量規制範囲内でと法律で定められている

総量規制という言葉を初めて耳にする人のために、具体的に説明しましょう。
これはカード会社やクレジット会社などの貸金業者を対象にした、貸金業法という法律に定められています。

 

総量規制とは、借りることのできる額の総額に制限を設ける、新しい規制のことです。
この新しい規制は、平成22年6月18日から実施されています。
具体的には、貸金業者からの借入残高が年収の3分の1を超える場合、新規の借入れをすることができなくなります。(※金融庁HPより抜粋)

 

つまり貸金業者に、利用者の年収の3分の1以上は貸してはいけない、と言っているんです。
理由は、多重債務者を減らすためです。
これまでお金にまつわる色々な問題が発生してしまったことから、国の主導でその対策に取り組んだ結果、このような法律が定められた経緯があります。

 

法律で決められたことなので、利用者側も年収の3分の1以上の希望額は決して借りることはできません。
逆にいくらでも貸してもらえるところは、闇金になりますので注意してください。

 

利用希望額は返済能力を見極める審査要素のひとつ

審査

 

次はもう一つの理由「この金額で貸し付けたとき、申込者がきちんと返済できるのかどうか」について説明しましょう。

 

総量規制の範囲内で利用希望額を入力すれば、確実にキャッシングができると思いたいところですが、実際は希望額を100%借りられるとは限りません。
なぜなら、キャッシング会社ごとの審査基準があって、その基準をクリアしないといけないからです。

 

キャッシング審査の目的と実施する理由

お金を借りるには、必ず審査を受ける必要があります。
申し込み画面に入力した項目が、審査対象としてチェックされていきます。

 

審査基準は各社によって異なっているようですが、公表されていないため明確なところは分かりません。
しかし、審査をする目的としては「返済能力があるかどうか」を見極めることは共通していると考えられます。

 

キャッシング会社は、お金を貸してその手数料で利益を上げる商売なので、貸付金や手数料が返ってこなければ、営業ダメージを受けるのは明白です。
ですから、間違いなく返済してくれる人物に融資することが原則となっています。

 

キャッシング審査の内容

キャッシング会社では、審査でどうやって返済能力を見極めているのか気になるところですね。
先ほどもお伝えしましたが、審査基準は全く分かりませんが、個人の収入額と支出額のバランスをみていることは、申し込み時の入力項目から読み取れます。

 

勤務先情報からは、どれだけの収入を得られているのかをチェックできますし、家族構成や自宅情報からは、どれだけの支出があるか想定が可能です。
つまり、支出が収入を上回っているのか、いないのかを判断して、収入額が上回っていれば「返済能力あり」と判断されていると分析できます。

 

また、あなたのこれまでの借金状況やその返済状況、現在の他社からの借入の有無なども審査に影響してきます。
多額の借金返済があれば、キャッシングそのものができないかも知れませんし、過去に滞納実績があれば、返済能力が低いと判断される可能性が高まります。

 

キャッシングの利用希望額を提示する意味

「利用希望額は借りられなかった。必要だから必要な金額を入力したのに、これでは意味がない。」
そんな書き込みをよく見かけます。
借りる側としては不満に思うのも、理解できますね。
しかしお金を貸す側の法律を守る立場や、融資する理由も間違っていません。

 

利用希望額の提示は、借りる側と貸す側のお互いが納得するために調整する、重要な項目とも言えます。
貸す側(キャッシング会社)にお金を提供してもらうためにも、利用希望額の提示は欠かせないものなのです。

 

では次に、どうすれば利用希望金額が100%借りられるのか、そのポイントをお伝えしましょう。

 

キャッシングでいくらの利用希望額を提示すればよい?

電卓

 

さて、利用希望額の意味合いを理解したうえで、実際にいくらの利用希望額を提示すればよいかを考えていきましょう。

 

まず、あなたの年収3分の1以内に設定することは必須です。
例えば年収300万円なら100万円以下の金額になります。

 

次に、審査に通過するために収入と支出額をザックリ計算してみてください。
収入が上回っていれば、審査通過の可能性が出てきます。

 

ただし、年収3分の1の金額そのままを利用希望額とするのは無謀です。
初めての利用の場合、まだその会社での返済実績などの信用がないため、いきなり満額を希望したとしても、借入するのは難しいでしょう。

 

どのキャッシングを利用するにしても、まずは返済に無理がない程度の金額を提示することで、審査通過がしやすくなります。
また月々の返済額や返済期間も考慮して、できるだけ生活に負担が掛からない必要最低限の金額を設定するといいでしょう。

 

キャッシングの利用希望額は一般的にはどれくらい?

 

「自分の利用希望額を決めたいけど、やっぱりイマイチ判断しづらい」という方のために、一般的にはどれくらいの利用希望額設定なのか、調査してみました。

 

参考として、アコムのIR情報の「初回貸付単価」で初めてアコムを利用する人の平均的な初回借入額を見ていきましょう。

 

データの年月 初回貸付単価
2017年3月 15万1000円
2017年6月 14万7000円
2017年9月 14万9000円
2017年12月 15万円
2018年3月 15万3000円
2018年6月 15万円
2018年9月 15万2000円
2018年12月 15万5000円

アコム データブック2019年3月期 第3四半期決算より

 

この表から、初回利用の場合は15万円前後が平均的な借入額だという事が分かりますね。
この金額を目安として、利用希望額を検討するといいでしょう。

 

ただもちろん、全ての人がこの金額を借りられるとは限りません。
申込者のバックヤードとして、

 

  • 他に借入返済中、すでに完済済み、今までに借入なし
  • 大手企業勤務、中小企業勤務、パートやアルバイト
  • 独身、扶養している家族が多い

 

など、人それぞれに色々な状況があり、その中での初回借入金額の平均が15万円ということなのです。

 

ですので、平均15万円借りられているんだからと同じように申し込みをしても、あなたも確実に借りられるわけではありませんので、注意してくださいね。

 

この金額はあくまでも参考として、ご自分の状況も踏まえて利用希望額を決めるようにしましょう。

 


 

利用希望額をどう設定すればよいか、お解りいただけたでしょうか。
キャッシングは、お金を借りる側とお金を貸す側の双方が納得しないと成立しません。

 

どうしてもキャッシングしないといけない状況になった時は、自分の主張ばかりでなく、どうすればスムーズに相手がお金を貸してくれるかも考えに入れましょう。
利用希望額をうまく設定すれば、キャッシングはすぐに利用できますよ。

 

 

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