カードローンの申込時間で審査通過率は変わるの?
「カードローンの審査が不安だけど、通過率が高い時間帯ってあるの?」
という疑問を持ってはいませんか?
カードローンの審査には、様々な基準がありますが、公表しているローン会社はありません。
しかし、審査に通るためなら、できる対策はしておきたいですよね。
ここでは、申込をする時間帯による審査結果への影響についてと、審査基準として重視されるポイント、申込前にやっておくべき対策について解説します。
申込する時間帯は審査に影響する?
カードローンへの申込をする時間帯によって通過する確率が変わるかが気になる人が多いでしょうが、おそらく時間帯は合否には関係ないでしょう。
確かに、カードローンの審査は各ローン会社の独自の基準によって、合否が判断されます。
全てのカードローン会社で、申込をする時間帯によって審査に影響が全くないとは言い切れません。
しかし、あなたに貸付けできるかどうか判断するための基準は、他に重要なものがたくさんあります。
その中で、申込時間が影響する割合は極めて少ないでしょう。
カードローンの審査で重視されるポイント
では、カードローンの審査で重要なポイントとは何でしょうか。
審査の時には、あなたが申込の際に入力した内容と、個人の信用情報を元に判断されています。
合否に関わるポイントは、ほとんどがこの2つのうち、どちらかに記載されています。
どのような要素が審査基準として見られているか、詳しく見ていきましょう。
カードローン申し込み時に記入する内容
あなたが申込をするときに記入する情報は、重要な判断材料です。
どのカードローン会社でもかなり多くの項目がありますが、全て細かくチェックされていますよ。
審査に影響する項目について詳しく見ていきましょう。
【審査に影響する項目】
1.申込者自身の情報
まずは、あなた自身の情報を記入する欄があります。
- 氏名
- 年齢
- 住所
- 電話番号
- 固定電話の有無
- メールアドレス
- 運転免許証の有無
この中で、特に重要度が高いのが年齢です。
カードローンへの申し込みには年齢制限があり、その範囲内であれば誰でも申込することは可能です。
しかし、特に年齢が高く定年退職が近い年齢の人は、定年後の返済を継続してできるのか判断が難しいので、不利になる可能性は高いです。
また、以前は固定電話を持っていた方が信用が高いと言われていましたが、携帯電話の普及により固定電話を持たない人が増えたため、現在は重要度は低い傾向にあります。
【審査に影響する項目】
2.家族や住んでいる住居について
次に、あなたの家族や住んでいる家に関する情報です。
- 居住区分
- 家族構成
居住区分や家族構成は、一見審査には無関係のように思われますが、実は大きく影響する部分です。
居住区分が持ち家の場合は、夜逃げの可能性も低く、万が一返済が滞ったとしても家を手放すことで、まとまったお金を用意することができると判断されます。
家族構成については、あなた自身が自由にできるお金が多い方が有利です。
例えば、独身であったり、夫婦で共働きの場合は収入に対して自由にできるお金の割合が多いので有利です。
しかし、配偶者が専業主婦で子供がいる場合は、その割合が低いので、マイナスの判断材料となる可能性があります。
【審査に影響する項目】
3.勤務先の情報
勤務先についても詳しく記入しなければいけません。
- 勤務先名
- 雇用形態
- 社員数
- 勤務形態
- 業種、職種
- 年収
- 勤務年数
カードローンの申込には「安定した収入」が条件として含まれています。
つまり、あなたの収入源である勤務先についてはとても重要な審査基準です。
雇用形態については、アルバイト・パートや契約社員よりも正社員の方が有利ですし、勤務年数は長ければ長い方が良いです。
年収については、借入できる限度額に関わってくるポイントです。
年収が大きいほど、高額の融資を受けられる可能性が高くなります。
ウソは厳禁!在籍確認で勤め先がわかる
もしかしたら「勤務先って嘘を書いてもバレないんじゃない?」
と考えている人もいるかもしれませんね。
しかし、絶対にバレることなので正直に記入しましょう。
審査の過程で在籍確認という行程があります。
あなたの勤務先に電話して、本当に在籍しているのか確認されるので、スグにバレてしまいますよ。
なお、在籍確認の電話ではカードローンについて話すことはないので、会社にバレる心配はありません。
【審査に影響する項目】4.他社カードローンからの借入について
あなたの借入についても正直に記入しなければいけません。
- 他社からの借入金額、借入件数
- 今回の希望借入限度額
もしあなたが他社のカードローンで既に借入がある場合は、他に借金がない人と比べると不利です。
また、今回の申込で希望する限度額についても、あまりに高額すぎる金額を記入すると不利になる可能性がありますよ。
個人の信用情報で見られる内容
ここまでは、あなた自身が申込時に記入する内容について説明しました。
審査の際には、他にも個人の信用情報を見て判断しています。
あまり公には知られていませんが、あなたが今までに利用したローンの情報はカードローン会社が調べることができるんです。
この信用情報でわかってしまう内容には次のようなものがあります。
他社からの借入状況や申込状況
信用情報を見ると、あなたが現在他社からいくら借入しているか、すぐにわかってしまいます。
また、過去に借入していた情報についても、期限はありますが記載されています。
申込時にも他社からの借入について記入する欄がありますが、信用情報の内容と大きな相違があると、嘘をついていると判断される可能性もあるので注意しましょう。
過去の返済について
信用情報には借入の状況だけでなく、返済についての情報も載っています。
今までに返済の遅れがあった場合は、審査の際に大きなマイナスポイントとなってしまいます。
1度だけほんの少し遅れただけならまだしも、長期間の返済遅れが複数回あった場合は、いわゆるブラックの扱いになっている可能性が高いです。
債務整理の履歴
また、信用情報には債務整理をした情報も載っています。
自己破産や民事再生、任意整理などをしている場合は数年間は履歴が残っており、新たに借入をすることはできません。
カードローンの審査通過率を上げるための対策
カードローンの審査には多くの要因があり、自分の力ではどうしようもないものも多いです。
しかし、申込の前のちょっとした準備や、注意点を把握しておくだけで出来る対策もあります。
少しでも通過率を上げるために、今のうちに対策できることはやっておきましょう。
銀行カードローンではなく、消費者金融へ申し込む
まず、あなたが申込をするカードローンの種類だけでも通過率を上げることが可能です。
特に、普段から馴染みのある銀行のカードローンを選ぶ人が多いですが、通過率を重視するなら消費者金融のカードローンがオススメです。
銀行カードローンの場合、公表はされていませんが審査通過率が20〜30%と言われています。
3人〜5人に1人しか審査に通らない計算です。
その点、消費者金融は審査通過率(新規貸付率)が公表されており、どこも通過率が高いことがわかります。
アコム | プロミス | アイフル | |
---|---|---|---|
新規貸付率 | 43.8% | 46.4% | 46.0% |
(※参考:2019年3月期第2四半期決算|アコム株式会社、SMBCコンシューマーファイナンス月次営業指標(2019年3月期)、アイフル月次推移(2019年3月期))
申し込むカードローン会社を選ぶだけでもこれだけの差があるので、慎重に選びましょう。
希望限度額はできるだけ少なく抑える
いざという時に備えて、希望限度額を高めに設定する人が多いですが、審査に通過することを第一に考えるのであれば、最小限に押さえておきましょう。
審査の際には、あなたの年収と希望限度額の釣り合いが取れているかも見られています。
年収に対して希望する額があまりにも大きいと、返済する能力を疑われ、審査に悪影響が出る可能性があります。
万が一、後からもっと高額の借入が必要になった場合は、増額申請も可能です。
消費者金融であれば増額申請も即日審査が可能なので、焦らなくても大丈夫ですよ。
他社からの借入はできる限り件数を少なくする
他社カードローンからの借入残高と件数も重要なポイントです。
これから新たなカードローンへ申込をしようとしているあなたにとって、残高を減らすことは難しいと思います。
しかし、もし残高が少ないカードローンがあり、他のカードローンの限度額内で収まるのであれば、可能な限りまとめてしまいましょう。
残高をゼロにして解約をしてしまえば、借入件数は少なくなり、審査の際に有利にはたらくかもしれませんよ。
同時に複数のカードローンに申し込まない
審査に確実に通過できるようにと、複数のカードローンに申込む人も多いですが、実はこれは逆効果です。
同じ時期に複数のカードローンに申し込んだという履歴も、信用情報に載ってしまいます。
余程お金に困っているのだろうと判断され、審査で不利になってしまう可能性もあります。
申し込む件数は、1件だけにしておいた方が良いでしょう。
勤め先が複数ある場合は勤務年数が一番長いものを記入する
アルバイトを掛け持ちしているなどの理由で、勤務先が複数ある人もいますよね。
そんな時は、一番収入が多い会社を記入してしまいがちですが、ここでは一番勤続期間が長い会社を書きましょう。
期間が短い勤め先を書くと、すぐ辞めてしまう可能性も高いと思われてしまいます。
一つの会社で長く働き続けているということは、それだけでプラスに判断されますよ。
カードローンへの申込時間は、審査の結果に大きな影響はありません。
インターネットでの申込なら24時間受付可能ということを売りにしているカードローンも多いです。
審査が心配な人は他の審査基準に注目し、出来る限りの対策をしてから申し込んでくださいね。